ドラム奏者、村上“ポンタ”秀一さんが死去、70歳 視床出血で2月から入院
ドラマーの村上“ポンタ”秀一さんが9日に亡くなったことが15日、分かった。70歳。視床出血で2月8日から入院していたという。公式HPで発表された。葬儀・告別式は親族のみで執り行い、後日お別れ会を行う予定。
村上さんは兵庫県西宮市生まれ。21歳だった1972年にフォーク・グループ「赤い鳥」に参加してプロデビューし、その後は渡辺貞夫、山下洋輔、坂本龍一、後藤次利らとセッション。さらに井上陽水、吉田拓郎、山下達郎、松任谷由実、矢沢永吉、沢田研二、さだまさし、泉谷しげる、桑田佳祐、長渕剛、尾崎豊ら、膨大な数のミュージシャンのスタジオ・レコーディングやライブに参加した。レコーディングはゆうに1万4000曲を超える。
93年には自身初のリーダー・バンド「PONTA BOX」を結成。06年には、プログラミング音楽に対してドラムでインター・プレイを試みた「Rhythm Designer」が話題に。サウンド・プロデューサーとしてさまざまなアーティストと新たな音作りを続ける一方で、ドラム・クリニックをはじめ、後進の育成や指導にも力を注いできた。