V6解散 電撃発表 26周年記念日11月1日に…森田剛退所 5人“残留”でソロ活動

 人気グループ・V6が、今年11月1日をもって解散することが12日、分かった。ジャニーズ事務所が公式サイトなどで発表した。V6は1995年11月1日にCDデビュー。昨年25周年を迎えたが、前年の2019年春頃からメンバーが今後の個々の人生について考える機会が増え、話し合いを重ね解散という決断を下した。森田剛(42)はジャニーズ事務所を退所し、その他の5人は引き続き同事務所に所属しソロ活動する。

 四半世紀以上、誰ひとりとして欠けることなく走り続けてきた6人。デビュー26周年となる記念日の「11・1」に、活動に終止符を打つことになった。

 メンバーはこの日、公式サイトに、直筆署名を添え、解散を電撃報告した。

 25周年を前にした2019年から、今後の人生について話し合いを持ってきた。その中で、森田が「ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」と退所の意思を明かすと、メンバーたちはその気持ちを尊重すると同時に、次のステップに挑戦したいというそれぞれの思いも芽生え始めた。

 また、昨年11月に岡田准一(40)が不惑を迎え、全員が40代に。区切りをつけるタイミングとしてベターであること、「この6人でなければV6ではない」という思いが、大きな解散を決断させた。

 V6は、1995年にバレーボールW杯のイメージキャラクターとして結成し、「MUSIC FOR THE PEOPLE」でデビュー。坂本昌行(49)、長野博(48)、井ノ原快彦(44)の年長組ユニット「20th Century」(通称トニセン)、森田、三宅健(41)、岡田の「Coming Century」(通称カミセン)から成り、デビュー26年目に突入していた。

 解散後、退所する森田は舞台俳優の道を究める。ジャニーズでソロ活動を行う5人については、坂本はミュージカル俳優を軸とし、長野は俳優やグルメ分野でのタレント活動で個性を発揮していく。井ノ原は司会業をはじめ「特捜9」シリーズなど俳優として活動。トニセンは存続する。

 三宅は市川海老蔵(43)と歌舞伎で共演するなど舞台での活躍も目覚ましい。大河ドラマでの主演など役者として確固たるキャリアを築く岡田は、芝居の道を邁進する。カミセンは活動を終了する。

 サイトに「僕たち6人が築き上げた、他人でも友達でも家族でもない、特別で大切な関係。それをいつも笑顔で見守ってくれる皆さんとの絆は、今後も変わることがないと信じています」とつづった6人。残り7カ月余り。ラストスパートへ全力疾走する。

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