鳩山元首相「政府よ、目を覚ませ」脱原発集会を報告「汚染水の海洋放出は避けられる」
鳩山由紀夫元首相が12日、ツイッターに新規投稿。東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所事故から10年の節目を迎えた11日に都内で行われた脱原発集会で説明した汚染水対策などの内容を紹介し、「政府よ、目を覚ませ」と訴えた。
鳩山氏は「脱原発の集会で、小泉さんの講演の後一言話す機会を得たので、脱原発、脱化石燃料で2050年にカーボンニュートラルの日本にできることを試算したことと、実験室段階ではトリチウムを除去する技術は成功していることを話した」と報告。その上で「トリチウムを含んだ汚染水の海洋放出は避けられるのだ。政府よ、目を覚ませ」と呼びかけた。
同集会は鳩山氏のほか、小泉純一郎氏、菅直人氏、細川護熙氏、村山富市氏という元首相5人が、脱原発の実現に向けて政府に政策転換を求める宣言をそれぞれ発表し、事故が風化することへの危機感も訴えた。