作家の室井佑月氏が６日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相が新型コロナウイルスの変異株の懸念が広がっていることに５日の会見で「テレビＣＭを倍増させる」など述べたことに「政府のＣＭが流れると、番組は政府に忖度し、伝えるべき情報も忖度するようになる」と危惧した。

　室井氏は「あ～あ、　ＣＭ入れると、忖度番組が多くなるだけでつ。政府に不利益なことは絶対にいわなくなる→ちゃんとした情報を知ることができなくなる」と投稿。続くツイートで「節約って概念がなく、自分のことだとあまり考えず税金使うよな。政府のＣＭが流れると、番組は政府に忖度し、伝えるべき情報も忖度するようになるから、あたしたちに良いことはあまりない。おかしい」と政府によるテレビＣＭが増えることによる負の影響を指摘。

　さらに別のツイートで室井氏は「これからは、あたしたちに自粛を呼びかけるＣＭをがんがん流しながら、東京五輪をじわじわと盛り上げるような番組作りとなっていくのだろう。あたしたちの税金で、おかしなことをするなといいたい。おかしい人がトップだと全部がおかしくなっちまう」と記した。