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日芸卒、元自衛官のタレント・かざりは「自分自身でかざりをデザインしている」

ミリタリー系コスプレで決めたかざり=都内
敬礼ポーズを決めるかざり=都内
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 日大芸術学部卒の元自衛官という異色のタレント、かざり(年齢非公表)が先月、初の書籍「YouTubeで超人気! 元女性自衛官かざりの即やせダイエット個人授業」(宝島社)を発売した。YouTube動画が325万回再生を突破(27日時点)した「自衛隊体操」をベースに、自衛隊の全面協力で戦車と共演したグラビアや現役自衛官との対談、自作漫画まで盛り込んだ濃厚な一冊。昨年は女優デビューを飾るなど活動領域を広げる、異能の人の素顔に迫った。

  ◇  ◇

 かざりは日芸デザイン学科を卒業後、陸上自衛隊入り。難病指定されている「大腿骨頭壊死症」を患ったため3年で退職し、芸能活動を始めた。大腿骨頭壊死症はタレントの堀ちえみや俳優の坂口憲二、プロ野球・オリックスの西浦颯太外野手らが罹患(りかん)したことで知られる。

 自衛隊に就職するきっかけは、在学中にミリタリー系アニメ「ガールズ&パンツァー」にはまったこと。「もともとちょっとオタク気質というか、アニメも漫画もすごく好き」だったという。

 「オタクとして自分が好きなものがあって、ギャップ萌えがすごく好きで。『ガールズ&パンツァー』もそうですけど、女の子と戦車という全く違うものの組み合わせとかがすごい好きで。自分のことに関して言えばそうしたものになれたらいいなと思っていて、ギャップ萌えを自分で体現するっていう」

 ミリタリー系の魅力を、かざりはこう力説する。

 「実用性がとにかくある、ムダがないところが一番だと思います。全てがムダがないようにデザインされているので。戦車もそうだし、自衛官が身につける服とかも全部そうですし、ムダがないように設計されているのがすごい魅力ですね。かつ丈夫。デザイン学科だったんで、そういったデザインされた物がすごく好きですね」

 自衛隊体操の他、ソロキャンプ動画も185万回再生(27日時点)とバズっているかざりは「ミリタリー系のキャンプグッズ、飯ごうとか、何十年も前に作られた物を使ったりしてるんですけど、何年たっても丈夫で使いやすくて機能性がある」と実感している。

 魅力はモノだけにとどまらず、「行動とか、敬礼とか、隊列を組んで並んで行ったりとか、そういったのも全て設計されているような気がして。全てルールで決まっていることなので、そういったところも魅力の一つですかね」という領域にまで及んでいるという。

 かざり自身、「自分自身でかざりをデザインしてる感覚」なのだと明かす。

 「好きなもの、コスプレもそうだし、自衛隊もそうだし、ミリタリーもそうだし、デザインというか、絵とか、グッズ作ったりとかデザインするのも得意なので、それを全部組み合わせて『かざり』っていうものをデザインして作っているので。ダイエットの動画も、好きなことの一部って感じですかね」

 かざりはミリタリー系のコスプレで取材に現れた。今回は既製品の組み合わせだが、自作することもある。

 「すごくコスプレの(既製品の)お洋服は増えたと思いますね。空前のコスプレブームといいますか。もともとニッチな層がやっていた趣味だったんですけど、今ではクリスマスとかハロウィーンとか誰でもコスプレするようになってきましたし、メジャーな趣味になったので。日本人ってコスプレ好きだよなってすごく思います。(著名人も)バンバンやってますね、イベントごとにやったりしてるので。みんなたぶん、別の何かになりたいのかなと思いますね。解放しちゃう的な」

 「別の何か」というのであれば、かざり自身、活動は多岐に渡っている。YouTube、グラビア、自衛隊の広報活動、今回の書籍…。昨年は「踊る大捜査線」シリーズで知られる本広克行監督の映画「ビューティフルドリーマー」で女優デビューも飾った。「やりたいことはいっぱいあって、興味がすごく広い範囲である。マルチに活動したいな」という。

 「元自衛官っていうことがイメージとしてついているので、その個性を生かした仕事がしたいな。女優業とか映画、ドラマに関して言えば、やっぱりミリタリー、自衛隊に近いことをやってみたいなと思ってますし。自衛官なので、ガンアクションをやってみたいとか、アクションやったりとか、特撮やったりとか、なんか戦いたい」

 「最近、自衛隊を取り上げるテレビ番組が多いので、そういった番組に出てみたい」

 「アニメとか漫画だともうずーっと好きなものがあって。『ガールズ&パンツァー』もそうなんですけど『攻殻機動隊』がすごく好きで。いずれ『攻殻機動隊』の草薙素子っていう主人公のキャラクターになれればいいかなって思っています。(同シリーズの)『GHOST IN THE SHELL』も好きですし、『イノセンス』も好きですし」

 「日芸の時はグラフィックデザインをやっていたので、こういった本を作ったりとか、ポスターを作ったりとか、ありとあらゆるデザインをしていましたね。漫画も描かせていただきました。絵を描くことも好きなので、イラストとか漫画描いたりとかもしてみたいですね。デザインもずっとやっていきたい」

 これからやってみたいこと、続けていきたいことを、熱く語ったかざり。かざりの肩書、職業は、いったい何になるのだろうか。

 「元自衛官のタレントってよく言われるんですけど、自分で言うのが難しいというか…何でしょう?」と考えた後で、「考え方自体は、クリエイターとかデザイナーに近いのかもしれませんね」と答えてくれた。

  ◇  ◇

 かざり 2月25日生まれ、三重県出身。日本大学芸術学部デザイン学科卒業後、陸上自衛隊勤務。大腿骨頭壊死症を患い退職後、芸能界入り。芸能活動と並行して自衛隊の広報活動にも携わる。趣味はデザイン、コスプレ、絵を描くこと、キャンプ。特技はソフトテニス、モールス信号。身長158センチ。スリーサイズB84W64H89センチ。足のサイズ24センチ。芸名の由来は作家・乙一氏の小説「カザリとヨーコ」。

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