橋下徹氏が政府の対応に危機感 五輪開催「感覚で決定すると世界に甚大な影響」

 元大阪府知事の橋下徹氏が26日、フジテレビ系「バイキングMORE」にリモート出演し、東京五輪開催について言及。政府が新型コロナ対策同様に“感覚”で決定してしまうと、世界に甚大な影響を与えると警鐘を鳴らし、きちんとした指標を作って開催の可否を決定するべきだと意見した。

 橋下氏は「コロナ禍のこの状況だからこそ、オリンピックをやって前向きなメッセージを出してもらいたいという気持ちはあるが、正解は誰にもわからない。政府のメンバーだって、やるのか、やるべきでないのか、どういうふうにやったらいいのかって正解が見えない。重要なのは事前にある程度の指標をしっかり作っておくこと」と提言した。

 この1年の政府の対応について、橋下氏は「指標がない中で緊急事態宣言出したり解除したり、GoToをやり始めたり停止したり、水際対策も急にやめたり。これ、その時その時の世論に押されて政治がある意味、感覚で決定してしまってる」と問題視し「オリンピックに関しては、この感覚の決定っていうのは世界に対する影響も甚大になってしまう」と警告した。

 五輪開催が同じような流れで決まってしまうことにならないよう「こういう状況の時にはこういうふうにやる、例えば無観客でやるのか、外国人観光客は除いて日本人観光客だけでやるのか。感染者数とか国内の医療体制とかワクチンの普及率とか、一定の指標を3月ぐらいまでに決めて、それに照らして4月に決める。こういう政治のスタイルを取らないと、国民はやる、やらないのどっちに転んでも不満が出てくると思う」と、しっかりとした指標づくりを強く求めた。

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