カンテレ「胸いっぱいサミット!」3月で終了 「たかじん」から27年、幕

「胸いっぱいサミット!」でMCを務めるハイヒール・リンゴ(左)と川島壮雄アナ
「胸いっぱいサミット!」でMCを務めるますだおかだ・増田英彦
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 カンテレ(関西テレビ)の長寿バラエティー「胸いっぱいサミット!」(土曜、正午)が3月27日の放送を最後に終了することが23日、わかった。1994年1月にスタートした、故やしきたかじんさんが司会を務めた前身の「たかじん胸いっぱい」から27年続いてきた歴史に幕を下ろす。

 土曜お昼の名物番組が姿を消すことになった。開始から2003年4月までは午後1時スタートだった。14年1月3日に64歳で死去した、たかじんさんの冠番組では最も長く放送された。話題のニュースや芸能・スポーツ情報などをテーマに、差し棒を片手に威勢よく斬り込むたかじんさんと辛口パネラーのトークが人気を博し、平均視聴率は常時10%超を誇った。

 たかじんさん死去後もしばらく番組名は残され、15年4月から「胸いっぱいサミット!」に改題。現在はハイヒール・リンゴ(59)とますだおかだ・増田英彦(51)が週替わりでMCを務めている。

 元宮崎県知事でタレントの東国原英夫(63)をはじめ、歯に衣着せぬ物言いがパネラーとして出演。番組コンセプト「本音トークで世の中を斬る」の通り、あらゆる話題に自由闊達(かったつ)に激論を交わしている。きわどいやりとりが魅力の一方で、近年は出演者の発言がたびたび騒動になっていた。

 同局は終了の理由について「長い間、視聴者の皆さまに支えられてきましたが、総合的に考え、一定の役目は果たしたと判断しました」とした。

 初回から現在までスペシャルを含め1359回放送され、平均視聴率は10・1%で、歴代最高は「たかじん-」時代の94年2月12日の20・5%。なお、15年4月の改題後の平均視聴率は8・8%で、最高は20年5月9日の18・0%。

 同局のコンテンツデザイン局総合編成部・乾正志部長は「前身であります『たかじん胸いっぱい』と合わせ、27年もの長きにわたりご覧いただき、ありがとうございました。最終回まであと5回、最後まで熱いトークをお届けしたいと思いますので、ぜひお楽しみください」とコメントした。後番組は未定という。(数字はビデオリサーチ関西地区)

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