愛知県知事リコール 事務局長修正「佐賀で署名が作られたとは確認していない」

 愛知県の大村秀章知事のリコール運動を巡る署名偽造問題で、運動事務局の田中孝博事務局長が22日、名古屋市内で記者会見し、署名簿の一部が九州で作られたとの自身の16日の説明を一部修正し「使い物にならない署名があったことは間違いないが、佐賀で署名が作られたとは確認していない」と主張した。

 運動を主導した高須克弥・高須クリニック院長も同席。「(署名偽造には)明確に何の関係もない」と従来の説明を繰り返した。

 運動を支援した同市の河村たかし市長はこの日の記者会見で、自身の事務所で管理している約3万人分の名簿を運動事務局に提供していたと明らかにした。偽造に流用された可能性は否定した。

 運動を巡っては、同市の広告関連会社が事務局の指示でアルバイトを募集、佐賀県内で偽署名を書かせたとの疑惑が浮上している。

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