川崎鷹也「魔法の絨毯」2年越しのブレーク!人々の心を響かせた妻への“ラブレター”

 自分の信じる歌への思いを語った川崎鷹也(撮影・西岡正)
 インタビューに答える川崎鷹也
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 SNS発次世代アーティストと話題になっている曲を紹介。シンガー・ソングライターの川崎鷹也(25)は2018年発売の楽曲「魔法の絨毯」がSNS上で再発掘され、2年越しのヒットを記録中だ。星野源(40)をほうふつさせる低音ハスキーボイスの持ち主で、同曲のヒットがきっかけで昨年11月に脱サラしたばかり。観客ゼロという苦い体験からミラクルを起こした25歳に音楽作りの信念や将来の夢を聞いた。

 昨年8月に「魔法の絨毯」がTikTokで人気に火が付き、YouTubeに投稿されたMVは9日時点で2050万再生を突破。1月にテレビ朝日「ミュージックステーション」に初出演した川崎は「2年前の曲がなぜ今更来たのだろうと不思議に思うことが多いです」と突然のヒットに驚きを隠せない。

 高校3年の文化祭で初ステージを踏んだ。それを見た友達や先生から「うまい」と歌声を絶賛され、音楽の道へ進むことを決意。地元の栃木を離れ、音楽専門学校ボーカルコースに進学。18年に、高校の先輩で2歳年上の女性と結婚した。

 鳴かず飛ばずの日々を一曲が変えた。本業の歌手活動と並行し、3年前から正社員として会社勤務していた川崎は「『魔法の絨毯』のヒットで撮影や取材などが増えて、スケジュールが逆転した瞬間があったんです。『いよいよか…』と覚悟を決めたその日に『オレ辞めますわ』と伝えました」。昨年11月に“脱サラ”をして、音楽1本に絞った。

 各音楽チャートに軒並みランクインする「魔法の絨毯」は、当時交際していた妻に向けたラブソング。星野源を思わせる低音のハスキーボイスが映える一曲で、3年前に観劇した劇団四季のミュージカル「アラジン」から発想。貧しいながらもひたむきに生きるアラジンの姿に自身を重ねた。

 「当時僕は何も持っていなかった。それでも妻は離しちゃいけない。守らなくてはいけないという思いがあった。地位もお金もないけど、ステキな女性がいるというアラジンの状況がシンプルに僕とリンクしたんです」

 昨年4月に第1子が誕生。大黒柱として背負うものが増えたとあって「気持ちもやるべき事も変わったタイミングだった。全てのタイミングがハマった気がしました」と幸運をつかんだ“アラジン”は笑う。

 歌詞作りのポリシーは自己投影。素直な思いを落とし込む歌詞で妻に告白する際には一曲を贈った。「想像で書くことは少なくて、奥さんに向けた曲が多い。この人だけが分かってくれればそれでいいと思っています」。妻に向けた気取らない“ラブレター”が人々の心にハマっている。

 9日に新曲「サクラウサギ」のミュージックビデオを公開したばかりの川崎は「僕の新曲が一歩を踏み出す勇気が出ない方の背中をそっと押せるような楽曲になればいいなと思っています!この時代だからじゃなく、10、20、30年とカラオケで歌い継がれるような楽曲を作っていきたい」と将来像を描く。これからも魔法の絨毯に乗って、人々の心を歌声で癒やしていく。

 ◆川崎鷹也(かわさき・たかや)1995年生まれの25歳。栃木県出身。高校3年生の時に文化祭で歌唱したことがきっかけで、卒業後は都内の音楽専門学校に通学。18年のアルバム「I believe in you」でシンガー・ソングライターとして本格的に音楽活動を開始。20年8月にTikTokで「魔法の絨毯」がバズり、同11月に勤めていた会社を退社。18年に一般女性と結婚し、20年4月に一児の父親に。

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