文枝、顔を知らない亡き父に母の死を報告「戦後を生き抜いて育ててくれた妻を褒めて」

 1月後半に妻・真由美さん(享年69)、母・治子さん(享年100)を相次いで亡くした落語家の桂文枝(77)が6日にブログを更新。戦時中、自身が誕生する前に死去した父・清三さんの墓碑の画像をアップするとともに、治子さんの死を報告した。

 「お父さん、あなたの奥さんは先日亡くなりましたよ。あなたは28歳で戦死。きっとあなたの分まで生きようとがんばりました。戦争の最中、よくぞ私を産んでくれました。2人のおかげです」と両親に感謝を伝えた。

 「銀行員だったあなたの息子が、まさか落語家になるとは思わなかったでしょうけど、あなたが亡くなってから、戦後のどさくさをよくぞ生き抜いて育ててくれたあなたの妻を褒めてやってくださいね!」と願いを託した。

 「やっと会えましたね。僕はあなたの顔も知らずに、もちろん写真では見ましたが、がんばりました。きっと見守ってくださったからだと思います。ありがとう」と父への思いをつづると、「母に、その前日に妻をなくして苦しさや悲しさ、痛さや空腹さ、怖さや色々ありますが、1番辛いのが淋しさだとこの頃、ひしひしと分かってきました」とつらい心境を告白。

 最後に「木枯らしに吹かれて余計に淋しさが増します。お父さん、僕は耐えぬいてがんばります。見守ってくださいね」と父に誓った。

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