加藤浩次も心配…神奈川の対策統括官「今は災害レベル」都内保健所も調査しきれず

 お笑いコンビ、極楽とんぼの加藤浩次が12日、MCを務める日本テレビ系「スッキリ」で、新型コロナ感染者への対応に追われている医療現場の現状に表情を曇らせた。

 年末年始で感染者が激増している神奈川県では、濃厚接触者を特定するための追跡調査を取りやめて、陽性患者への対応を優先させざるを得ないという。

 神奈川県医療危機対策統括官・阿南英明医師は「本当に今は災害レベル。患者さんが陽性なのに入院どうすればいいんですか。自宅療養どうすればいいんですか、宿泊療養どうすればいいんですか…。これに対する回答がなくなってしまう。非常に危機的な状態。無法地帯みたいになってしまう」と状況を訴えた。

 また、東京都内の保健所では、12月の1カ月で残業時間は90時間以上。年末年始の休みを返上して勤務しているが、病気の特徴や感染の全体像を調べる「積極的疫学調査」の電話入れに対応しきれなくなり翌日に電話を入れることが増えてきたという。

 こうした現場の声を聞いた加藤は「保健所の職員の方のああいう声を聞くと、大変なんだなーというのがわかりますけどね」と心配そうに話した。

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