名古屋発の男性グループ「ＢＯＹＳ　ＡＮＤ　ＭＥＮ」が９日、神戸・こくさいホールで、結成１０周年を記念した全国ツアー「ＢＡＲＩ　ＢＡＲＩ★ＰＡＲＴＹ」の最終公演を行った。

　当初は今年５、６月にライブツアーを開催予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、感染防止対策のため、“密”となるライブハウスではなく、ホールでの開催に変更。観客も定員の半分にとどめ、９月２６日の愛知県芸術劇場大ホールから６都市７公演がスタートした。

　観客にマスク着用を義務づけ、声がけＮＧで、ライブ中には換気タイムを取り入れながらの２時間。リーダーの水野勝（３０）は「声出せないけどみんな元気？！もしかして今日で“ボイメン納め”の人もいると思う。１曲１曲悔いなきようよろしく！」とあいさつ。インディーズ時代の楽曲「Ｃａｎｄｏｒ」、メジャーデビュー曲「ＹＡＭＡＴＯ☆Ｄａｎｃｉｎｇ」をはじめ、ニューアルバム「ＢＯＹＭＥＮ　ｔｈｅ　Ｕｎｉｖｅｒｓｅ」（来年１月２７日発売）に収録される、つんく♂が楽曲提供し、衣装・ＭＶ・ダンスなど全面プロデュースした新曲「どえりゃあＪＵＭＰ！」などを披露。１０年間の集大成のステージを繰り広げた。

　一度は先が見えなくなったツアーを“完走”した８人。辻本達規（２９）は「今年、いろんなことがありましたけど、当たり前の日常が当たり前じゃないってことに気づけた。このツアーがあったからこそ、皆さんとライブできることが当たり前じゃないということを感じることができたツアーだったし、こうやって足をお運びいただいてありがとうございます」とファンに感謝。水野は「世界が闘っています。自分だけだ、とか自分１人が…じゃない。みんな、１人じゃない。ボイメンファミリーが一緒です！僕達がいます！僕達にもみんながいます！どんなことがあっても手を取り合っていきましょう」と呼びかけた。

　この日の模様はＯＰＥＮＲＥＣ．ｔｖ（ｈｔｔｐ：／／ｏｐｎｅｒｅｃ．ｔｖ）で配信された。