小沢一郎氏 物価上昇率2%到達主張の安倍前首相に苦言「残ったのは深刻な格差」
立憲民主党の小沢一郎衆院議員が13日、公式ツイッターに新規投稿。安倍晋三前首相が会長に就任した自民党の議員連盟の会合で、安倍政権が掲げた物価上昇率2%が未達成との批判に「事実上到達した」と反論したことを受け、「最終的に残ったのは深刻な格差と日本経済を吹き飛ばしかねない巨大なリスクだけ」と指摘した。
小沢氏は「滅茶苦茶やっても、結局、一度もできなかった言い訳に血眼の前総理。しかも身内の前で。あまりに見苦しすぎる」と安倍氏に苦言を呈し、「コロナ禍の最中、なぜ辞めたのか、もう忘れてしまったかのよう」とつづった。
その上で、小沢氏は「政治は結果。最終的に残ったのは、深刻な格差と、日本経済を吹き飛ばしかねない巨大なリスクだけ」と危惧した。
体調不良を理由に9月に首相を退任した安倍氏が、新たに会長に就任した議連とは「ポストコロナの経済政策を考える議員連盟」。これまでの「アベノミクスを成功させる会」を改称し、11日に設立総会を開いた。