俳優・竹内涼真（２７）が自身初舞台となるミュージカル「１７ＡＧＡＩＮ」（セブンティーン・アゲイン、来年５月１６日～６月６日、東京・東京建物ブリリアホール、その後地方公演あり）に主演することが２０日、分かった。中身はさえない３５歳のまま、バスケットボールのスター選手だった１７歳の頃の姿に戻るという一人二役。米大ヒットコメディー映画原作の世界初演という注目作で、自身初のミュージカルに挑む。

　デビューから８年となる来年、満を持して竹内が舞台に上がる。しかも歌って踊って演じるミュージカルだ。

　原作は米俳優ザック・エフロン主演の同名米映画。竹内のミュージカル出演プランが浮上した１６年から慎重に作品選びが進められ、ヒット映画の世界初演に決定した。向上心も旺盛な竹内にとって、新境地を開くキッカケとしても期待される。

　竹内は１７歳と３５歳の二役で、衣装とヘアメークなどを駆使した“変身”も見どころの一つ。そして、作品の２０数曲中１５曲程度参加する歌パートが、何よりの見せ場となる。歌もダンスも本格的には初体験とあって、歌は昨年９月から、ダンスも今年６月からマンツーマンレッスンを開始。初ミュージカルでの主演という高いハードルに挑んでいる。

　事務所の大先輩・和田アキ子（７０）のデビュー５０周年記念フェスでデュエットを披露するなど歌自体は得意だが、セリフをメロディーに乗せて表現するミュージカルの歌唱に苦戦。腹筋などの基礎作りから喉の使い方、呼吸法まで理想の“歌ボディー”を目指し、トレーニングを積む。

　竹内は「がむしゃらにやるしかないですね。不安はありますが死に物狂いで稽古して、お客様の前で自分も楽しめるように、しっかり準備したい」と決意のコメント。「舞台を終えた後、たぶんいま自分が想像しているものとは全く別の感覚や気持ちになると思うので、それも楽しみです」と、期待で胸を膨らませた。

　妻・スカーレット役は、ソニン（３７）が務める。竹内との共演を「刺激をもらいつつ、お互いに高めあえたら」と心待ちにした。共演にエハラマサヒロ（３８）、桜井日奈子（２３）、福澤希空（１６）、有澤樟太郎（２５）、水夏希（４８）ら。