作詞家の松本隆氏が１３日、ツイッターを更新し、盟友とも言える作曲家・筒美京平さんの訃報に「筒美京平さんに捧ぐ」として、「右半身と左半身に裂かれるようだ」と悲しみをつぶやいた。

　松本氏は筒美さんとのタッグで太田裕美の「木綿のハンカチーフ」、近藤真彦「スニーカーぶる～す」、斉藤由貴「卒業」など数々のヒットを飛ばした。

　松本氏は筒美さんの訃報を「神戸のラジオ局でマイクに向かっていると『京平先生が亡くなった、、、』と太田裕美からメールが入った」と、太田からの連絡で知ったという。

　「瞬間、涙の洪水になりそうな心を抑えて、平常心を保ちながらラジオを終わらせた」と動揺を必死に抑えて仕事を終え、「取り乱さなくて偉いでしょ、褒めてよと天国の京平さんに呟く」と筒美さんを思った。

　そして「作詞家になった瞬間、目の前に筒美京平は立っていて、先輩と後輩であり、兄と弟であり、ピッチャーとキャッチャーであり、そして別れなければならない日が来ると、右半身と左半身に裂かれるようだ」と盟友との別れの苦しさをつぶやいた。

　最後に「ぼくが京平さんからもらったものはありったけの愛」ともつぶやき、「彼ほどぼくの言葉を愛してくれた人はいない」と感謝。「ありがとう、京平さん。いつかぼくも音符の船に乗り、天の園に舞い上がる日がくる。少しの間、待ってて」と天国の筒美さんに呼びかけていた。