元暴走族総長の落語家・瀧川鯉斗「僕みたいな志願者きたら弟子にとる」

 元暴走族の総長という異色の過去を持ち、イケメン落語家としてブレーク中の瀧川鯉斗が3日、大阪府の枚方 蔦屋書店でトークショーを行った。同店の『読書月間~大人達へおくるひと月 文化色とりどりに~』を記念したイベント。

 18歳で瀧川鯉昇に弟子入りし、2009年4月に二ツ目、昨年5月に真打ちに昇進。ヤンチャだった10代を「少年A」と表現し、「“中卒”ですからねえ、そんな人間を(弟子に)とってくれた師匠に感謝。そんな(僕みたいな)志願者が『弟子にしてください』ってきたら、僕もとって、落語という文化を広めたいな、と。うちの師匠がいなかったら(今の)僕はいないと思うので」と、元“少年A”が志願してくれば、弟子にとるという思いを明かした。

 もともと役者に憧れて名古屋から上京しており、チョイ役ではあるが、俳優としてドラマ出演も果たした。「いまだに役者になりたいです。本業は落語家。大河ドラマ(の出演依頼が)来たら、喜んでやりますよ。そこの心持ちを忘れなければ」と、笑顔で語った。

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