矢部浩之がカズ名言ならい「やべっちF.C.」最終回挨拶「魂みたいなものは…」
ナインティナインの矢部浩之がMCを務めたサッカー番組、テレビ朝日系「やべっちF.C.」が27日深夜に最終回の放送を終えた。2002年4月から18年半、サッカーファンを楽しませてきた。矢部からの最後の挨拶には、あの有名選手の名言にならった言葉も含まれた。
矢部は最終回のエンディングで番組の終了を惜しみながら、「やべっちFCとして、誇り、魂みたいなものは皆さんの記憶の中に置いてきました」という一節をスピーチの中に入れ込んだ。これは、カズことFW三浦知良が98年フランスW杯の直前でメンバーから外れた後、記者会見で発した言葉「日本代表としての誇り、魂みたいなものは向こうに置いてきた」からの引用と思われる。
カズの言葉は、仲間たちの健闘を祈る思いと、サッカー選手としての自身の今後の奮起を誓うものだった。矢部も視聴者に向けて、同様の思いを託し、また誓ったと考えられる。
シーズンの途中、さらに1年延期になった東京五輪のサッカーも伝えられないまま、という“サッカー界からの視点”で見れば中途半端な時期での番組終了となった。最終回では、様々なサッカー関係者が矢部と視聴者に語りかける名物コーナー「ハーイ!やべっち」の集大成として、各Jクラブの選手や長谷部誠、遠藤保仁、そして最後にカズからのメッセージが届けられた。