ＴＢＳドラマ「半沢直樹」が２７日に最終回を迎える。ネット上では結末に関する予想、考察で盛り上がりをみせる中、第１話で半沢直樹（堺雅人）らの会話でシンガポールに長期出張中で仕事絶好調だと話題にあがった同期の近藤直弼（滝藤賢一）に関する“回収描写”があるのかも、注目が集まっている。

　近藤は半沢の大学時代からの親友で、かつて同期の出世頭だったが、２０１３年の前作では不遇が続く中、半沢とともに戦い、銀行本店の広報部に復帰した。

　今作の第１話で、女将の智美（井川遥）に「近藤さんは？」と聞かれ、同期の渡真利忍（及川光博）が「近藤はね、シンガポールに長期の出張中。絶好調ですよ」と返した。

　なお近藤を演じる滝藤賢一は、現在ＮＨＫ大河ドラマ「麒麟がくる」で足利義昭を演じ、将軍跡目問題のまっただ中。前作で半沢の唯一の良き上司だった第２営業部の内藤部長を演じた、吉田鋼太郎も松永久秀役で物語の中心人物となっている。

　ネット上では「ワンシーンとかだけでいいから近藤出てきて欲しい」「近藤が助けに来たら最高」「内藤部長、最終回だけ助けてください」と期待する投稿も集まっている。

　また半沢の“未回収案件”では、前作で半沢の小学生の息子として登場していた半沢隆博がどうなったのかとの指摘もある。

　未回収濃厚だが、妻の半沢花（上戸彩）に頼まれていた白井大臣（江口のりこ）のサイン。タブレット福山（山田純大）が中野渡頭取（北大路欣也）を行動調査して密かにタブレットに書き込んでいた愛用品「リップクリーム」（併記されていた使用携帯ｉＰｈｏｎｅＸｓＭａｘの記述は回収済み）などもある。