森口博子のガンダムソングは締め切りのない永遠の夢 キャリア35年支えた熱量

 笑顔でポーズを決める森口博子(撮影・堀内翔)
2枚

 歌手の森口博子(52)が今月16日、ガンダムソングのカバー&セルフカバーアルバム「GUNDAM SONG COVERS 2」をリリースした。10万枚超のヒットとなり、日本レコード大賞企画賞を受賞するなど令和元年を代表する音楽作品となった「GUNDAM SONG COVERS」の第2弾で、9月28日付オリコン週間アルバムランキングでは前作を上回る2位をマーク(オリコン調べ。集計期間9月14日~9月20日)。充実の50代を迎えている森口に聞いた。

 2018年にNHKで放送された「発表!全ガンダム大投票」では、ガンダムソング361曲から森口のデビュー曲「水の星へ愛をこめて」が1位、紅白歌合戦の初出場曲で初のオリコントップ10曲でもある「ETERNAL WIND」が3位に選ばれた。

 上位10曲をカバー&セルフカバーした前作はオリコンチャート3位に入り、28年2カ月という女性アーティストのトップ10入りインターバル記録を樹立。森口は成功の理由に楽曲の良さと、ファンとスタッフが変わることなく彼女を支えてきた「熱量」を挙げ、「ホントに夢には締め切りがないんだな」と感じたことを打ち明けた。

 「やっと報われたと思った」という安ど感と「ガンダムソングをたくさんの方に伝えられた喜び」で「第2弾はないな」と思っていたが、毎日の習慣であるエゴサーチで続編を求める声を多く目にして翻意。インターネット投票で募集した上位10曲と“森口枠”2曲が選ばれた。

 新型コロナウイルスの影響でレコーディングが3曲で中断し、発売が延期になるアクシデントもあったが「ファンの皆さんからいただいた投票というバトンを握りしめたまま、豪華なミュージシャンとスタッフの皆さんと太くして何とかお返ししないといけないというプレッシャーと緊張感と、ファンの皆さんの前向きなSNSへのコメントがモチベーションになって、今までにない感情で」レコーディングしたという。

 「皆が命を守るために、一緒に色んなものを失って、でも今できることをっていうふうに皆で生き抜いていく中で生み出した作品なので、一生忘れない」と、本作への並々ならぬ思いを明かした。

 アルバムは表現力豊かな森口のボーカルと多彩なアレンジが相まって、コンサートを1本見たような聴き応え。バイオリンの寺井尚子、サックスの本田雅人、ギターの押尾コータロー、ピアノの塩谷哲、ゴスペルグループ「The Voice of Japan」、20数年ぶりにレコーディングで組むという作編曲家・プロデューサーの武部聡志ら豪華ゲストとの絡みも聴きどころになっている。

 メイン曲の「君を見つめて」は当時、「ETARNAL-」のカップリング曲だった。本来は逆だったのが「リリース直前に富野(由悠季)監督の一声で」変更されたとあって「29年後の息吹を感じてほしいな」と、思い入れもひとしおだ。

 1991年、20代の森口の歌声に、現在50代の森口の歌声を重ねた「過去と未来のコラボレーション」部分のレコーディングでは「笑顔でブースに向かい、真剣に歌って、戻ってきて、重なった瞬間を聴いた時にウルッときて」。ファンやスタッフと「歩んできた歴史の証し」に思わず涙したという。

 35年のキャリアの中で、ガンダムソングは大きな節目となってきた。10代でのデビュー曲、20代での初のオリコントップ10曲と紅白初出場曲。30、40、50代でも新しいガンダムのテーマ曲を歌い、昨年の大ヒットにつながっていった。数万人クラスの大会場で行われるアニソンのイベントで歌うことも多い。

 「イントロが鳴ったら宇宙に届くぐらいのエネルギーのコールを届けてくれて。あのコールを聞いたらホントに一生頑張れると思います。ショッピングモールやデパートの屋上でお客さんが帰っていた自分が今、東京ドームとかさいたまスーパーアリーナで歌わせていただけているなんて夢のようです」

 “森口枠”で選んだ最終曲「限りなき旅路」は「ターンエーガンダム」最終話のエンディングテーマで「ガンダムの歴史も私たちの人生もまさに限りなき旅路で、常に新しい扉を開けながら、TO BE CONTINUEっていう思いで」選んだという。歌手・森口博子の旅路は、まだまだ続く。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス