自民新執行部も論功行賞!? 二階幹事長は反論「偏見だ」

 14日に両院議員総会で選出された自民党の菅義偉新総裁(71)が15日、きょう16日に発足する新内閣の人選に着手した。官房長官には加藤勝信厚生労働相(64)を起用する方針を固めた。厚生労働相には石破派の田村憲久元厚労相(55)を再登板させ、岸田派の上川陽子元法相(67)を入閣させる一方で、自身を応援した5派閥を中心に選出。安倍晋三首相の実弟や家庭教師まで初入閣させるなど、論功行賞と“安倍ファミリー”重用を印象付けた。党四役など執行部にも5派閥から選出した。

 二階俊博幹事長は、新執行部とともに党本部で就任記者会見に臨み、「論功行賞だとは、つゆほども思っていない」と派閥優先の人事を否定した。

 二階氏は「党内の小競り合いは絶対に生じてはならない」と述べ、総裁選後の派閥間融和の必要性を強調した。党四役と国対委員長は、菅氏を支持した5派閥から選ばれている。「派閥均衡型との指摘がある」との質問に「自民党に対する偏見だ」とも反論した。

 岸田派や石破派とのしこりへの懸念にも「極めて円満に進んだ。怨念が残っているわけではない」と理解を求めた。

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