伊勢谷容疑者「自分が吸うため」早くも“完オチ” 巻き紙500枚押収…常習か

 8日に大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された俳優の伊勢谷友介容疑者(44)が、「大麻は自分が吸うために持っていたものです」と供述し、容疑を認めていることが9日、明らかになった。警視庁組織犯罪対策5課によれば、「日本で法に触れることは理解しています」とも供述。自宅からは吸引のために使用したと思われる巻き紙500枚なども見つかった。学長を務める学校や公開を控える出演映画など、活躍が多岐に渡っただけに、逮捕から一夜明けても衝撃は続いている。

 伊勢谷容疑者が早くも“完オチ”した。8日に自宅で逮捕された際には、捜査員に対し、「弁護士が来てからお話しします」と認否を留保していたが、一夜明け、取り調べに対して「大麻は自分が吸うために持っていたものです」と容疑を認めているという。

 また「日本で法に触れることは理解しています」とも供述。米ニューヨークへの留学など外国への渡航経験が豊富で、同課は、違法性を認識しながら使用していたとみて、入手ルートなどを調べている。

 自宅への家宅捜索では、厚紙で作ったとみられる吸い口3個を押収していたことも判明。たばこの巻き紙約500枚も見つかった。巻き紙は外国製で3箱に分けられており、使用の形跡が見られるという。組対5課は乾燥大麻を紙に巻いた「ジョイント」と呼ばれるたばこ状にして吸っていたとみている。

 リビングの机の灰皿には燃えかすが残っていた。大麻自体に加え、吸引器具も大量に押収されたことで、常習的に使用していた疑いもあるとみて、尿鑑定するなどして使用実態も捜査する。

 またこの日午前には、東京・港区の所属事務所にも家宅捜索が入った。

 伊勢谷容疑者について「薬物に手を染めているのでは」といううわさが約20年前からあったという。組対5課でも今年に入って伊勢谷容疑者が大麻を所持しているとの情報を入手し、内偵捜査を続けていた。

 8日に東京都目黒区の自宅を家宅捜索。大麻を発見し、伊勢谷容疑者を現行犯逮捕した。大麻はリビングの机の引き出しから約40回分の使用量に相当する計約20・3グラム(末端価格12万円相当)が、チャックがついた四つの袋に小分けされた状態で見つかっている。

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