平野啓一郎氏 安倍首相の8年総括…経済はまやかし、復古主義的な国粋主義が跋扈

 芥川賞作家の平野啓一郎氏が29日、ツイッターに新規投稿。退陣を表明した安倍晋三首相について「結局この8年という時間は何だったのか」「復古主義的な国粋主義が跋扈し」などと総括した。

 平野氏は「正直、昨日は言及する気力もなかったが、結局この8年という時間は何だったのか」と投稿。「外交はボロボロ、経済はまやかし、社会には格差が広がり、現状追認型の、あるいは復古主義的な国粋主義が跋扈し、差別と対立が煽られている。それが置き土産」と分析。

 続くツイートで平野氏は「在任期間と改憲、五輪などで歴史に名を残したいという、たったそれだけの私的な野心のために、なりふり構わず何でもやって、独裁体制に何処まで近づけるか、チャレンジし続けた政権。で、このあと、どうするのか?」と「安倍後」を見据えた。

 平野氏は「彼がぶち壊したものを一つずつ修復していき、悪弊を絶ち、抑圧したものを解放し、停滞させたものを前進させなければならないが、気が遠くなる。それをやらない限り、日本はこの危機から脱することが出来ない。そして、彼に悪事の数々の責任を-『感じる』だけでなく-取らせないと、日本は良くならない」と投稿した。

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