王位戦で話題「同飛車大学」とは…考案者・豊川七段の驚くべき素顔 ギャグ全集も出版

 将棋の藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)に挑戦する第61期王位戦第4局の2日目が20日、福岡市の「大濠公園能楽堂」で始まった。注目された藤井棋聖の封じ手は、自身の飛車と相手の銀を交換する大胆な「8七同飛成」だった。

 これを受け、ネット上では「同飛車大学」なるワードが話題に。ポータルサイト大手「Yahoo!」のリアルタイム検索ランキングでも、午前11時50分現在で1位となっている。

 この「同飛車大学」は、今局の副立会人である豊川孝弘七段(53)の鉄板ギャグで、言うまでもなく「同飛車」と「同志社大学」をかけたもの。豊川七段は、将棋ファンには広く知られるオヤジギャグの使い手で、この日午前、対局を中継するインターネット放送「ABEMA」に現地から出演した際には、立会人の中田功八段(55)を相手に、まさに10秒に1度の超ハイペースでギャグを連発。自身もトレンド入りしそうな盛り上がりを見せた。

 オヤジギャグが評判になりすぎて、2017年10月には「豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集」という著書まで出版した。棋士が将棋の戦法についての本を出すのは一般的だが、将棋と一切無関係な著書を出すのは極めて異例。将棋界きってのエンターテイナーとしての評価を不動のものにした。

 そんな豊川七段の素顔は、棋界きってのスポーツマン。若いころから筋トレを趣味として、30年以上前からスポーツジムに通っている。サーフィンも得意で、自転車で東京から長野県松本市までを半日足らずでぶっ飛ばすスピードとスタミナも兼ね備えた“超人”でもある。

 豊川七段を一躍有名にしたのは、2004年6月20日に放送されたNHK杯テレビ将棋トーナメント・田村康介七段戦。痛恨の「二歩」で反則負けとなった。テレビで放送される同棋戦では初の二歩で、その瞬間に天を仰いだ様子が映し出された。

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