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ポビドン研究発表の医師 なぜ水うがいとの比較なし?に「ラフな研究、ご指摘の通り」

 大阪はびきの医療センター次世代創薬創生センター・松山晃文センター長が5日、カンテレ(関西テレビ)「報道ランナー」にリモート出演。吉村洋文大阪府知事、松井一郎大阪市長とともに4日に会見を行い、新型コロナウイルスの感染者がポビドンヨードを含んだうがい薬で、唾液からウイルスが検出される人が減少した、と発表したことについて語った。

 大阪府・大阪市と「はびきの医療センター」は4日、今年6月~7月にかけて行った新型コロナウイルスに感染した軽症患者など41人を対象とした研究結果を発表。ポビドンヨードが配合されたうがい薬で1日4回した結果、うがいをしていない患者よりも、唾液の中のウイルスが減ったと発表した。

 松山氏は「唾液の中にいるウイルスがいなくなるか、少なくなるか、が分かった」とした一方で、「体の中や鼻の中にいるウイルスは消えません」と改めて説明した。

 今回の研究について「ポビドン-を使ってうがい」した人と、「うがいしていない人」との比較データが公表されたが、スタジオから番組に出演した関西医科大学付属病院の宮下修行氏は、「水のうがいとポビドンのうがいを比較したのか?」と疑問。本来なら(1)ポビドンのうがい (2)水うがい (3)うがいなし--という3者を比較したデータをとらなければ意味がない、と指摘。

 これに松山氏は「本来であれば3群にわけてやりたいと考えていましたが、この研究をやる時に、ホテル宿泊(療養者)を含めて患者さんがほとんどいなくて、3アーム(3群に分けるのは)厳しかろう、と。ここでパイロットのデータが出てきたら、次、3アームのデータをやろうとしていた」と説明。「うがいなし」とした人にも『うがいNG』の指示を出しておらず、自主的に水うがいをしている人が含まれている可能性も明かし、「研究としてラフ(雑、荒い)だということは、宮下先生のご指摘の通りでございます」と研究結果として発表するには「雑」であることを認めた。

 宮下氏は「ポビドンと水うがいの比較が一番分かりやすいですね」と指摘していた。

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