劇場クラスター阻止へ 松竹副社長「万全の態勢を」 出演者ら約500人に抗体検査実施

 アクリル板を挟んで会見する(左から)中村七之助、中村勘九郎、市川猿之助、松本幸四郎、片岡愛之助=東京・東銀座の歌舞伎座(撮影・堀内翔)
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 新型コロナウイルス感染拡大による休演から、8月1日に5カ月ぶりに再開する東京・歌舞伎座で13日、第1弾となる8月公演「八月花形歌舞伎」の制作発表が行われた。松本幸四郎(47)、市川猿之助(44)、片岡愛之助(48)、中村勘九郎(38)、中村七之助(37)が出席。花道を通って舞台に登場し、久々に“職場”へ戻った喜びを語る一方で、感染者数が増加する現状に気を引き締めた。

 会見に出席した松竹の安孫子正副社長が、舞台「THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!!」で発生した劇場クラスターについて言及した。報道陣からの質問を受けて、「劇場は生の舞台。どんなことが起こるか分からないのが、生のエンターテインメントの宿命。他で起きたことは不幸なことですが、どうしたらそういうことが阻止できるか、万全の態勢を組んでいきたい」と返答。国立国際医療研究センター・大曲貴夫氏の指導で感染防止対策を講じており、出演者やスタッフら全関係者約500人に抗体検査を実施したという。

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