大阪出身の男性３人組ボーカルグループ・ベリーグッドマンが、阪神甲子園球場から無観客ライブの生配信を行うことが２１日、分かった。新型コロナウイルスのため不自由を強いられている球児たちに向け、２７日に聖地から歌声を届ける。

　頑張っている人たちにエールを送るパワーソング（応援歌）で知られ、アスリートたちから熱く支持されている３人組。プロ野球では広島時代の前田健太投手（現米大リーグ・ツインズ）や、阪神・岩田稔投手、広島・鈴木誠也外野手、日本ハム・中田翔外野手ら１１球団２６人の選手が登場曲に採用し、高校野球でもブラバン演奏の定番となっていた。

　センバツや夏の甲子園大会が中止となるなど、無念の１年を過ごす球児の背中を押したいと甲子園球場に無観客ライブの開催を打診したところ、快諾を得て実現。代表曲のタイトルであり、本来なら応援団が大声援を送る「ライトスタンド」で１７時から約６０分のパフォーマンスを行う。

　地元・大阪から宮崎の強豪高校に野球留学した経験のある元球児のＭＯＣＡ（３２）は「球児のために、特に３年生のみんな、ご家族の皆様、甲子園を愛する皆様に届け！と一生懸命歌わせていただきます！」と魂の熱唱を約束。日米のプロ野球選手たちが収録したメッセージも流される。