ＡＫＢ４８グループの現役メンバー１０６人と、前田敦子（２８）、大島優子（３１）、指原莉乃（２７）らＯＧ８人を加えた１１４人が、新曲「離れていても」を７月１日から配信することが２１日、分かった。「新型コロナウイルス感染拡大防止に取り組む全ての人へのエール」というコンセプトで、今年１２月３１日までの収益は全額、寄付される。

　日本中に大混乱を巻き起こしている伝染病の脅威に、日本一のアイドルグループが立ち上がった。３代目総監督・向井地美音（２２）が率いる現役メンバーと、アイドルの歴史を塗り替え続けた伝説の卒業生らが異例の合体を果たした。

　参加するＯＧは超豪華メンバー。第１、２回の選抜総選挙で上位７位までを占めた“神７”のうち、６月１日に芸能界引退を発表した渡辺麻友さん（２６）を除いた６人が集った。加えて、歴代最多の総選挙Ｖ４を誇る指原と、２０１６年の「夢の紅白選抜」で１位となった元ＮＭＢ４８・山本彩（２６）というレジェンド軍団だ。

　配信曲は「ソーシャルディスタンス」をテーマに、総合プロデューサー・秋元康氏（６２）が歌詞を書き下ろした。コロナ禍の影響でミュージックビデオ（ＭＶ）の撮影はリモートで実施。それぞれの貴重な“自撮り”を集めた。また、５月２５日の非常事態宣言解除後に、現役メンバーはテーマ通りのソーシャルディスタンスを保ってロケ撮影も実施。ＭＶは２２日にグループのオフィシャルＹｏｕＴｕｂｅで配信される。

　ＡＫＢグループの楽曲にＯＧが参加するのは、前田、大島、篠田麻里子（３４）、板野友美（２８）が参加した１６年３月発売の「君はメロディー」以来。前田は「秋元さんが書いてくださった歌詞をみんなで歌えて幸せです。沢山の方の心に届きますように」とコメント。向井地は「卒業生の皆さんも参加してくださり、一緒に歌うことができてとてもうれしいです！」と喜んだ。同曲は２２日放送のＴＢＳ系「ＣＤＴＶライブ！ライブ！」（後７・００）で初披露される。