山本太郎氏、新宿駅で第一声 コロナ政策掲げ「一週間仕事途絶えたら生活できない!」

 任期満了に伴う東京都知事選挙が18日、告示され、来月5日の投開票に向けた選挙戦がスタートした。現職の小池百合子氏(67)やれいわ新選組代表の山本太郎氏(45)らが立候補を表明。未だ収束見えぬ新型コロナウイルスにおける対応や来年夏に延期となった東京五輪開催の是非が大きな争点となる。

 JR新宿駅南口前で第一声をあげた山本氏は「困っている人たちを底上げするには、この選挙に出て実行に移すしかないと思った」と出馬の意図を説明。「私が知事になったら新型コロナウイルスを災害指定します」と総額15兆円のコロナ政策を公約として掲げた。

 演説では、現在の国や都のコロナを巡る対応が不十分と強調。現職の小池氏については「コロナの影響をいかに小さくすることがトップの仕事。『密です』とか『ディスタンス』とか分かっとる、そんなこと。毎日テレビに出るならば、国に対して必要な支援を伝え、声を大きくすることが重要じゃないですか」と“小池バッシング”を繰り広げた。

 安倍政権のコロナ対応についても「やる気がないです」と一刀両断。「貴族が一般庶民の生活を知らずに『自粛をお願いします』と言っている。一週間仕事が途絶えたら生活できませんよ。安倍さんが何をやったって何もやってないに等しい。ゴミみたいなマスクとめちゃくちゃ遅い10万円」と山本節でバッサリ切り捨てた。

 今回の都知事選は、東京五輪開催の是非が大きな争点となっている。「五輪は中止でいい」と持論を展開する山本氏は、コロナ収束が見えない現状から「感染者が多い国々が入ってきたら水際なんてできない。東京が“コロナを培養するシャーレ”になる」と危機感を示した上で「ワクチンができるまでは五輪ができないのは当たり前。責任が持てないとIOCに伝えるべきです。それが開催都市の役割」と強調した。

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