橋下徹氏、拉致被害者「お金を払って」奪回を 苦肉の策を提示

 前大阪市長の橋下徹弁護士が14日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜、前7・30)に生出演し、北朝鮮による拉致問題についての解決法を提案した。

 拉致被害者・横田めぐみさんの父・滋さんが5日に亡くなったというニュースの後に橋下氏は、政治家時代には、拉致問題の集会などに参加したことがあると告白。「『これは解決しなければいけない』と発言してきましたが、そこで終わってるんです。それしかできてません」と具体的に前進させるには至らなかったとした。さらに「日本の今の憲法9条の態勢の中では軍事力の行使とかはできないんですよ」と力で被害者を奪回することも現実的ではないと説明した。

 橋下氏は「最終的には、経済的に困ってる北朝鮮に、水面下での交渉になりますが、お金を払って、それで拉致被害者を返してくれ、ということしか思いつかないんです」と苦肉の策を提示。「売国奴と言われるかも分かりませんが、なりふり構わずやるのが政治家だと思ってます」と被害者奪回をすべてに優先させる思いを真剣な表情で伝えた。

 番組では、めぐみさんの双子の弟が会見で語った言葉も紹介。横田哲也さんは「この国内に敵も味方もないはずです。日本対北朝鮮、加害者対被害者の構図しかないわけなので、ぜひこれからもご協力いただきながら解決していきたいと思っています」。横田拓也さんは「マスコミはイデオロギーに関係なく、この問題をわがこととして取り上げてほしい。自分の子供ならどうしなきゃいけないかということを問い続けてほしい」とそれぞれ語っていた。

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