「東京アラート」初発令 小池都知事「外出控えて」感染者急増34人

 東京都は2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに34人報告されたと発表した。30人以上となるのは5月14日以来19日ぶり。都は夜の繁華街や既に感染者が出ている病院を中心に感染拡大の兆しがあるとして、午後9時45分から対策本部会議を開き、警戒を呼び掛ける「東京アラート」を初めて発令した。

 都によると、2日までの1週間で判明した新規感染者計114人のうち、夜の繁華街が感染源とみられるのは32人で3割近くを占める。小池氏は開会中の都議会で東京アラートについて、休業要請に関する現在の「ステップ2」の段階を直ちに変更するものではないとする一方で「いっそう外出を、特に夜の街へのお出掛けを控えていただくことなどを、お願いするものだ」と説明した。

 2日の新規感染者34人のうち8人は夜の繁華街での感染が疑われる若い世代だった。感染経路が不明なのは12人。多数の感染者が出ている武蔵野中央病院(小金井市)の患者ら13人も含まれていた。転院後に感染が確認された患者を含め、この病院に関連する感染者は計32人となった。

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