豊田利晃監督「破壊の日」でマヒトゥ・ザ・ピーポーが映画デビュー

 映画「青い春」、「空中庭園」、「泣き虫しょったんの奇跡」などで知られる豊田利晃監督の最新作「破壊の日」(7月24日公開)のキャストが28日、発表され、ロックバンド「GEZAN」のボーカル、マヒトゥ・ザ・ピーポーが映画デビューすることが明らかになった。

 マヒトゥが演じるのは、疫病のうわさが広がり、心を病む者が増えていく村で、即身仏になろうとする修験道者の若者・賢一役。主人公・鉄平役は豊田監督の前作「狼煙が呼ぶ」に続いて渋川清彦。他にイッセー尾形が修験道の大先達・三日月次郎役を、松田龍平が怪物が見つかったという炭鉱のうわさを調べる新野風役を演じる。

 音楽は「狼煙が呼ぶ」に続いて切腹ピストルズ、GEZAN、照井利幸、MARS89が参加している。

 豊田監督はキャスト発表にあたり、「緊急事態宣言が解除されたのでようやくキャストを発表できる日が来ました。しかし、まだ自粛の波は続き、コロナウイルスは社会に蔓延しています。そんな中でどんな映画作りができるのか誰にもわかりません。しかし、前向きに完成を目指して突き進んでいきたいと思っています。2020年に撮影、公開される新作がなければ映画館も寂しいものです。どうかお力をお貸し下さい。一寸先は光だと信じています」とコメントしている。

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