黒川検事長 賭け金最大2万円が事実なら立件見送りの可能性も

 政府は22日、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言中に、新聞記者らと賭けマージャンをしていた東京高検の黒川弘務検事長(63)の辞職を閣議で承認した。黒川氏は21日、訓告処分を受け、辞表を提出していた。後任は、名古屋高検の林真琴検事長(62)が有力となっている。

 黒川検事長は立件されるのか。偶然の勝敗に現金や物を賭ける行為は刑法の賭博罪で禁じられ、過去には賭けマージャンが立件された事例もある。ただ、飲食代など一時的な娯楽に供する物を賭けただけのときには処罰されないとする例外規定もあり、金額や頻度の評価によっては立件が見送りとなる可能性もある。ある裁判官OBは「最大2万円との説明が事実とすれば、立件には及ばないのでは。この程度ならいいのでは、という感覚も理解できる」との見方だ。

 黒川氏と賭けマージャンをしていた朝日新聞社員は同社の調査に「1回の勝ち負けは1人当たり数千~2万円程度だった」と説明したとされる。

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