若狭弁護士 黒川検事長麻雀「動いた金額が大きな要素」

 22日のフジテレビ「とくダネ!」が、東京高検の黒川弘務検事長が緊急事態宣言下、新聞記者と賭け麻雀に興じていたことが発覚し、辞表を提出した問題で、麻雀で動いた金額について議論が行った。

 社員が麻雀に参加していた朝日新聞が公表した聞き取り調査報告では、元記者の朝日新聞社員、産経新聞記者、産経新聞次長は、約5年前から黒川氏を介して付き合いがはじまり、ここ3年間は月に2~3回程度の頻度で麻雀を行い、1回の勝ち負けは「1人あたり数千円から2万円くらい」だったとしている。

 番組では、東京地検特捜部副部長、公安部長を歴任した若狭勝弁護士が「掛けた金額、動いた金額は一つの大きな要素ではあると思います」と指摘した。

 「そもそも賭博罪はどう扱うかが難しい。賭け麻雀やゴルフは、そこを全部賭博罪になると、おそらく警察が検挙しきれなくなりかねない。これが前提にあります」と説明。

 そのうえで「賭博罪は勤労意欲を失わせて、収入を賭博に頼ると言うことを防止するもので、賭けた金額が普通の正常な感覚を上回る、勤労意欲なくなるような状態だと完全にアウトで処罰対象になるが、一時の娯楽的なものについては刑法の賭博罪を適用するのは差し控えようという扱い」と解説した。

 そのうえで「今回も金額がいくらだったかということが、賭博罪になるかのポイント」と指摘した。

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