女性に対する差別的な発言で騒動を起こしたナインティナインの岡村隆史が出演するニッポン放送「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」が、１４日深夜放送回から相方の矢部浩之をレギュラーに迎え、５年半ぶりに「ナインティナインのオールナイトニッポン」となってリニューアルスタートを切った。

　岡村は４月２４日の同番組で、新型コロナウイルスの影響で、経済的に困窮した美女が風俗店で働くようになるという趣旨の発言をし、批判が殺到していた。その翌週の放送で矢部が生放送に緊急出演し“公開説教”。その翌週も出演し、１４日放送で３週連続で番組に出演していた。

　岡村は騒動後、今後の放送についてスタッフと相談したといい、スタッフから「ラジオはやりたいですか？」と改めて聞かれ「ラジオは絶対やらせてください」と懇願。「頼るところは相方・矢部浩之しかいてないんちゃうかと思った」として矢部に頼るしかないと判断し、自ら矢部に電話し交渉。快諾を得たという。

　矢部も突然の岡村からの電話に「焦るよね。体調とかそっちの方。着信ってそっちが先に匂う」といきなりの電話に驚いて直ぐに出たといい「生放送で公開説教や、いうてした時点で、これ戻られへんと思った。岡村隆史のオールナイトニッポンには。シビアな話しやけど終わりか、どっちかやなと。それぐらいまで思ってた」ともコメント。最終的には相方に「わかった」と承諾したという。

　番組内では「ナインティナインのオールナイトニッポン」と２人でコールも行い、担当の放送作家が涙していることも報告していた。