尾木ママ PCR検査進まないのは「医療が最初から崩壊していただけでは」

 尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(73)が5日、公式ブログを更新し、日本でPCR検査が増えなかった理由について、既に医療崩壊していたとの見解を示している。

 尾木氏は「見えた!!日本のPCR検査進まなかった訳ーー」と題した投稿で、米ニューヨークでPCR検査数が100万人を超えたというニュースと対比して「日本では最初から『医療崩壊を防ぐために』と極めて消極的でした そんな日本の対応は海外から心配の声が上がっていたのに〈日本方式〉などとむしろ誇りにしといたのではないでしょうか?医療関係者だけでなく、テレビで何人ものMCさんやコメンテーターがおっしゃっていました〈クラスター潰し〉で戦うと」と、日本の状況を振り返った。

 その上で、前日4日、専門家会議が保健所の業務過多、地方衛生研究所の人員削減、検体採取者やマスク、防護服などの圧倒的な不足などの理由でPCR検査が進んでいないと明らかにしたことを踏まえ、「昨日の会見ではっきり分かりましたね なんのことはありません PCR検査の体制もキッドもマスクもガウンもないない尽くしだった つまり医療が最初から崩壊していただけなんではないでしょうか?」と、厳しく指摘。

 「これが言い過ぎや杞憂であればうれしいです 本当に風通しの悪いことーー 子どもの日に恥ずかしくない日本社会にしたいです」と嘆いている。

 尾木氏は前日の投稿で「医療分野が上手く機能していないのは この間の医療・保健所の削減政策 医師の数はなんとあの医療崩壊起こした イタリア スペインよりも1000人当たりでは日本の方が低いのです G7中の最下位なのですー 最早最初から医療崩壊していたも同然だったのです」、「尾木ママが思うに 医療崩壊の状態を招いた背景には総理のこの間の医療・保健機関軽症(引用者注・軽視の打ち間違えと思われる)政策にあること 総理に悪くて話せない雰囲気があるのではないか 忖度に次ぐ忖度のガードで守られて 外の世界が見えなくなっているかもしれないです」、「日本の医療崩壊はコロナ以前から始まっていたのですー」と、安倍政権のこれまでの医療政策を厳しく批判している。

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