ストーンズ 都市封鎖後の世界歌った 8年ぶり新曲…ミック「現在の状況に共鳴」

ザ・ローリング・ストーンズの(左から)ミック・ジャガー、ロン・ウッド、キース・リチャーズ、チャーリー・ワッツ(c)Andrew Timms
ザ・ローリング・ストーンズの新曲「Living In A Ghost Town」
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 英国出身の世界的なロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」が日本時間24日午前1時、新曲「リヴィング・イン・ア・ゴースト・タウン」を世界同時配信リリースした。ストーンズのオリジナル新曲は2012年の「ドゥーム・アンド・グルーム」と「ワン・モア・ショット」以来、実に8年ぶりで、新型コロナウイルスの感染が拡大する世界を表現。同3時に公開されたミュージックビデオ(MV)には、日本の大阪が登場している。

 ギターのキース・リチャーズ(76)は新曲について「1年以上前にロサンゼルスでレコーディングしていた。以前から作業しているニューアルバムに入る予定の曲だった」と明かした。

 電撃発表した理由を「この事態になって、ミックと、あの曲を早急に仕上げて出そうということになった」と、新型コロナの感染拡大を受けてミックと相談、作業を急いだことを説明。曲が書かれたのは新型コロナ流行より前だが、「人生はとても美しかった。今や皆が封鎖されてしまった」という一節が、ロックダウン下の閑散とした都市で生きる状況を想起させている。

 ボーカルのミック・ジャガー(76)は「ロックダウンの前に、ストーンズはスタジオで新曲をレコーディングしていた。その中に、現在の状況に共鳴するような曲があったんだ。だから、それぞれが個別に作業してこの曲を仕上げた」、ドラムスのチャーリー・ワッツ(78)も「現状を表していると思うし、聴く人もそう感じてくれるといいなと思っている」と、感染拡大という現状が反映された楽曲だとしている。

 ギターのロン・ウッド(72)は「君たちが音楽を楽しんでくれているということは、俺たちにとって、すごく大事なことなんだ」、キースは「みんな、気をつけてくれよ!」と、ファンにメッセージを送っている。

 MVでは「俺はゴーストタウンに住む幽霊…」というミックの歌声と共に、曲名通り人通りのないゴーストタウンと化した各国の都市の映像と、ストーンズのレコーディング風景が交互に登場する。

 都市で最も多く出てくるのは地元の英ロンドンで、無人の街角や地下鉄、2階建てバスが映し出される。日本からは大阪が選ばれ、新世界の通天閣やふぐ料理店「づぼらや」などが姿を見せている。

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