「アサヒノマスク」泉大津市長 思わぬ騒動も「チャンスに変えよ」

 安倍晋三首相が17日に開いた、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を全国拡大したことを受けての会見で、朝日新聞の記者の質問に対し「御社のネットでも3300円で販売しておられた」と切り返し、ネット上などで話題となった“アサヒノマスク”を生産している、大阪府泉大津市の南出賢一市長が19日夜にツイッターを更新し、騒動について「チャンスに変えよ」と前向きにコメントした。

 朝日新聞の公式サイトで販売されていた2枚で3300円のマスクは「繊維のまち」である同市が地元の商工会議所と協力して生産しているもの。安倍首相の会見では「安倍VS朝日」バトルのネタにされ、思わぬもらい事故となっていた。

 南出市長は、会見後にマスクについての取材があったことも明かし「安倍首相のマスク発言で泉大津市のマスクがネット上で話題になった件。泉大津市マスクプロジェクトが正しく伝わってほしい。趣旨とそのマスクの素材やつくりをちゃんと知ってもらえたらなあ」と本来のマスクの目的とはかけ離れたバトルに残念な様子。その上で「泉大津が注目を受けたのは有り難い。チャンスに変えよ」とつづった。

 17日の会見では、朝日新聞の記者が、政府の1世帯2枚の布マスク配布などが批判を浴びているとし、安倍首相自身のコロナ対応の評価を聞いた。これに安倍首相は「まずはサージカルマスク等を医療機関に配布しながら、サージカルの受注について、対応していくうえで、例えば介護施設等には布マスクを配布させていただきました」とした上で、「ご質問いただいた御社のネットでも布マスクを3300円で販売しておられたということを承知しておりますが、そのような需要が十分にあるなかで、われわれもこの2枚の配布をさせていただいた」と述べていた。

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