鳥人間コンテスト コロナ禍で中止…リーマンショックの09年以来
読売テレビは14日、名物番組の「鳥人間コンテスト」を中止することを発表した。新型コロナウイルス感染拡大のため。1977年にスタートした大会は43回目を迎える予定で、7月25、26日に滋賀・琵琶湖で開催が決まっていた。
同局は、主催の鳥人間コンテスト実行委員会で大会の開催方法についてさまざまなケースを想定し模索を続ける中、7日に政府から緊急事態宣言が発令され、中止の判断が決まったとした。
外出自粛要請の中、多くのチームで機体製作が困難になること、それに伴い機体の安全性が十分に確保できなくなる事態が予測されること、チーム活動が感染リスクにさらされる可能性もあることなどが考慮された。
今大会出場へ向け、すべてを懸けていた“バードマン”の無念を、実行委員会、番組制作スタッフも理解しており、すべては来年以降も「鳥人間コンテスト」を多くの方々の協力で安全に開催していくための苦渋の決断とした。
97年には台風直撃で、2009年にはリーマンショックから番組制作費が削減されたため、安全面を考慮して大会が中止となっている。