ニッポン放送は、新型コロナウイルスに対する出演者の安全や感染防止策として、１２日までに生放送スタジオに紫外線照射殺菌装置を設置した。「業界初の取組み」としている。

　新たに導入したのは、紫外線照射殺菌装置「エアロシールド」。紫外線のなかでも、高い殺菌効果を持つ紫外線（ＵＶ－Ｃランプ）を装着している。従来の殺菌灯では人体に紫外線が直接照射されるため、無人状態でしか使用できなかったが、「エアロシールド」は人がいる生放送スタジオなどでも２４時間使用が可能。空気感染の危険性を低下させ、病院や鉄道、救急車、幼稚園などの多くの施設で導入されているという。

　また、副調整室に空気清浄機能付オゾン発生器を設置。パーソナリティーの間に飛沫感染防止のためのアクリル板を設置するなどの対策も行っており「さらなるスタジオ空気環境の改善に努めていく」とした。