志村さん主演辞退作「キネマの神様」撮影見合わせ 代役未定、コロナを考慮

 志村けんさん
 志村けんさんの実家前に並んだ、バカ殿イラストが入った紙に包まれる献花やお酒=東京・東村山
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 松竹は3日、新型コロナウイルスによる肺炎で3月29日に亡くなった志村けんさん(享年70)の初主演映画「キネマの神様」(12月公開予定)の撮影を見合わせると発表した。期間は2週間程度という。

 志村さんは4月上旬のクランクイン直前に新型コロナウイルスに感染し、出演を辞退していた。ダブル主演し、志村さんと2人1役を演じる俳優・菅田将暉(27)らのパートは3月下旬に撮影が終わっており、志村さんの代役が決まっていない状態での続行は困難。感染拡大を防止する意味合いも強く、4日から撮影を休止する。再開スケジュールは状況を見ての判断となる。

 志村さんの代役に関しては「引き続き調整中」という。松竹の常務取締役映像本部長の大角正氏は「悲しみをこらえ、映画を完成させる事こそが、志村さんに喜んでもらえる事なんだ。という強い想いを抱きながら、撮影準備を進めておりましたが、感染拡大防止の観点から、撮影を見合わせる事に致しました」と説明した。

 一方、東宝は直近4作品の公開延期を決定。対象となるのは「名探偵コナン」(17日公開)「クレヨンしんちゃん」「糸」(24日)「コンフィデンスマンJP」(5月1日)となる。

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