この時期、テレビ番組でよくある、レギュラー出演者の「卒業」について、２７日夜に放送されたＴＯＫＹＯ　ＭＸ「バラいろダンディ」でトークが繰り広げられた。

　ライムスターの宇多丸は「誰もが感じるザ・欺瞞（ぎまん）的なことだけど、ただ、じゃあなんて言い換えればいいのかなって。だって降板です！とはさあ。感じ悪くなくどんな言葉で言い換えればいいのかって、ちょっと思いつかないっていうのもあって」と、テレビ業界が「卒業」を使う理由を推測。

　「僕も卒業無理やりさせられたこともありました」という野球解説者の金村義明氏は「野球界で言うと、僕から言うとこれは自由契約ですよね。いわゆるクビ。自分から引退しますと言うのが任意引退と」と、野球に例えて説明した。

　プロデューサーでタレントのデーブ・スペクターは、米国のテレビ業界では「契約社会じゃないですか。だから、例えば『アメリカン・アイドル』の審査員が、新しいシーズンは契約更新しないからっていうだけですよ。卒業という言い方ないんですよ。学校しか使わない言葉だから」と説明していた。