美容家・佐伯チズ氏がALSを公表「想像していたよりも進行が早く…」

 美容家の佐伯チズ氏が23日、事務所を通じ「筋萎縮性側索硬化症・ALS」と診断されたことを公表した。

 佐伯氏は半年ほど前から右足に違和感を覚え、昨年末には「思うように動かすことができなくなりました」と説明。いくつかの病院で精密検査を受けた結果「筋萎縮性側索硬化症・ALS」と診断されたという。

 現在は車いすで移動しており「これまでのようにハキハキとお話することも徐々に難しくなってきました」と現状を説明。これまでもゴッドハンドとも称された手を使ったマッサージなども「多くの方に触れてきた指や手も、思うように力を込めることができなくなっています」とした。

 講演会なども予定されていたが「想像していたよりも進行が早く、ご期待にお応えできなくなってしまったお客様や、講演会などを楽しみにして下さっていたファンの皆様には、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

 状況は厳しいようだが、佐伯氏は「幸い、目と五感、知識はこれまでと変わらず健やかな状態を維持できそうです」とも記し、前向きな心情も。「夢は薬、諦めは毒」という言葉も紹介し「この宿命を受け止め、病と向き合いながら、私にできる活動を続けて参ります」と意欲。

 ALSという病についても「ひとりでも多くの方に知って頂けますよう、また近い将来、治すことのできる病となりますように、少しでもお役にたてればと思います」ともつづった。

 佐伯氏は03年に外資系化粧品会社を定年退職後、ローションパックを用いた独自の美容理論で大人気に。17年には信頼していた事務所スタッフとの金銭トラブルなども公表している。

 ALSとは、手足や喉、舌の筋肉や、呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気。筋肉を動かす神経が障害を受けるため、脳からの手足を動かせという命令が伝わらず、筋肉がやせていく。

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