三田佳子 「ハンマーで殴られたような痛み」で首手術、ICUに10日…頸椎硬膜外膿瘍
女優・三田佳子(78)が17日、テレビ朝日系で放送された「名医とつながる!たけしの家庭の医学」の最終回に出演。3年前に頸椎硬膜外膿瘍(けいついこうまくがいのうよう)と診断され、手術を受けていたことを明かした。
三田はドラマ「過保護のカホコ」撮影中だった2017年8月、首の痛みに襲われた。痛み止めを飲んだり、ブロック注射を打ったりしたが、痛みは激しくなるばかり。「ハンマーで殴られたような痛み」に加え、歩くのも不自由になり、痛みを感じてから2カ月後、MRI検査を再び受けたところ、「頸椎硬膜外膿瘍」と診断された。
首の骨に感染した細菌が付着し、骨の内側に膿(うみ)がたまり、こぶのような塊ができ、脊髄を圧迫することで、首や頭などに強い痛みを起こす病。三田の場合は約3センチの膿の塊ができていた。あと1週間発見が遅れていれば、呼吸をコントロールする呼吸筋を動かす神経に大きなダメージを与え、命の危険すらあったという。番組では免疫力の低下が原因と説明された。
手術は17年10月31日に行われ、脊髄を損傷しないよう、首からメスを入れた。ICU(集中治療室)から一般病棟に移ったのは10日後。同年12月21日に退院した。
術後は手術痕をスカーフで隠し、テレビ朝日系で18年1月から放送されたドラマ「明日の君がもっと好き」の撮影を行ったことも明かされた。三田は「全てのことは私に必要なことだった」と悟ったように語り、「前はすーっと出てた(高い)声が出なくなった」と術後の変化を微笑みながら語った。