俳優の坂上忍が９日、フジテレビ系「バイキング」で、久々にメディア出演した元衆議院議員の豊田真由子氏が最後にコメントを話す際に「短めにね」と釘を刺し、生放送の洗礼を浴びせた。

　番組では新型コロナを特集するにあたり、ハーバードで公衆衛生学を学び、厚生労働省で官僚の経験もある豊田氏を専門家として招いた。

　豊田氏といえば１７年に起こした「このハゲー！」「ちーがーうーだーろー！」などの暴言があったが、久々のメディア出演ということもあり、この日はやや緊張気味。ソフトな語り口で、暴言を発した時のような激しさはまったく見えなかった。

　坂上は「今日は初だし、まだあっちゃこっちゃ気をつかっている状況ですから」と言うと「もうちょっとしたら金子さん、宮崎さん夫婦みたいにどんどん図々しくね」と、やはり元議員の宮崎謙介・金子恵美夫妻の名前を挙げて励ました。

　そして最後に感想を求められた豊田氏は「はい、大変勉強になりました」と神妙に語った後に「で、ひと言しゃべってもよろしいですか？」と切り出し、「イベントとか、大きな飲食店の方の声が出てるんですが、個人の自営、零細の方っていうのは国家がいうところの非常事態宣言なくてももう非常事態だよって思ってる方たくさんいると思うんです…」と熱く訴えだした。

　なかなかコメントが終わらないことから、坂上は厳しい表情になると、豊田氏のコメントの間に「短めにね」と小さな声ながらもピシャリ。それでも豊田氏はコメントを続け、言いたいことを言い切っていた。