女優の菜々緒（３１）が６日、都内で行われた「ブルガリ　アウローラ　アワード　２０２０」国際女性デー記者発表会に登場した。このアワードは創造性と知性と才能にあふれた今最も輝く女性とその取り組みを称賛し、支援する。ブルガリを身にまとった菜々緒は、映画監督の河瀬直美氏（５０）、弁護士の林陽子氏（６４）とともに、国際女性デーにちなんだトークを行った。

　菜々緒は女性の生き方、活躍について「芸能界は比較的女性が働きやすい環境だと思いますが、まだまだ活躍できる場面は少ないと思います。しかし、撮影現場で女性スタッフさんが徐々に増えているのが、目に見えて実感でき、女性はやはり強いな、根性があるなと思いました。このように、女性がもっと活躍する場が増えてほしいです」とコメントした。

　さらに、菜々緒は「壁ぶつかった時は、どう向き合うのか？」という質問に対しても自身の経験を交え、説得力のあるコメントを発した。「役者として仕事をする中で実感したのですが、誰でも失敗を恐れてしまうことがあると思います。しかし、失敗こそ成長や自分への気づきに必要なものだと思っていますので、臆（おく）せず挑戦し続けることを心がけています。ＴＶやドラマなどに出演するうえで、見ている方に勇気や元気、希望を与えられる自分でありたいです」と答えた。

　トークの最後には菜々緒が、１組目の受賞者である漫画家の東村アキコ氏（４４）を発表。同氏の代表作「主に泣いてます」でドラマ初主演を務めた菜々緒は「現在ドラマでは、比較的力強い女性を演じることが多いのですが、デビュー作はずっと泣いている役柄でした。主人公が周りに支えられ成長していく過程を演じることで、私自身も女性としての幸せや勇気をもらいました」と感謝した。