ジェネシスが黄金期メンバーで13年ぶり復活 ドラマーにフィル・コリンズ息子

 1970~80年代に多くのヒット曲と名盤を生み出した英国の大物ロックバンド「ジェネシス」のメンバー3人が4日、ラジオ番組で、活動を再開して13年ぶりにツアーを実施すると明らかにした。

 英メディアによると、最後の公演は結成40周年を記念した2007年。ボーカル兼ドラムスのフィル・コリンズ(69)が首を痛め、11年には引退を表明。活動再開は難しいとみられていたが、息子ニコラス(18)をドラマーに迎え、実現することになった。

 ツアーには、バンドの黄金期を支えたキーボードのトニー・バンクス(69)、ベース兼ギターのマイク・ラザフォード(69)も参加。11月にアイルランドで公演し、その後英国内を巡る。

 ジェネシスは67年にバンクス、ラザフォード、ピーター・ガブリエル(70)らで結成され、69年にデビュー。その後、コリンズとスティーヴ・ハケット(70)が加入し、バンクス、ラザフォード、ガブリエルとの体制で「眩惑のブロードウェイ」(74年)などの名盤を残した。

 78年にはコリンズ、バンクス、ラザフォードの3人体制となり、作風もポップに変化。全米1位の「インビジブル・タッチ」など、90年代初頭までヒットを連発し、コリンズやガブリエルのソロ、ラザフォードのバンド「マイク&ザ・メカニックス」も大きな商業的成功を収めた。

 10年にはロックの殿堂入りを果たした。

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