桂紋四郎「テレワーク落語会」がじわじわ人気 新型コロナで収入打撃、若手で考案

 落語家の桂紋四郎(32)が3日、テレビ朝日系「グッド!モーニング」で、ネットなどで話題となっている「テレワーク落語会」について、始めたいきさつを語った。

 番組では動画サイトで徐々に人気を博している「テレワーク落語会」を行っている紋四郎にインタビュー。新型コロナウイルスの影響から「3月、僕は6本仕事が飛んだ」と告白。10年目の紋四郎クラスでは月収20~30万円程度だというが、仕事減は当然収入面を直撃することから、「2月と3月、(収入の)半分は飛びますね」と打ち明けた。

 同じ若手落語家の間でも「3月、4月、食っていけるんかな」と心配する声が上がっているといい、そんな時に「最近テレワークを推奨してますっていうのをニュースで聞いたので」と語り、自宅での落語の生配信を思いついたという。

 「ネット配信して家から落語を見せたらある種テレワーク落語会」と語り、人混みを避けるために自宅にいる高齢者に笑いを届けようと企画したという。「お客さん、喜ぶんちゃいます?さっそくやろうや」と若手落語家仲間とすぐさま実行したところ、「こういうのを待っていた」などのファンの声が届いたという。

 3日午前8時半現在、紋四郎のYouTubeチャンネル「桂紋四郎」はチャンネル登録は約1000人を突破し1160人。回によっては1800回を超える再生回数のものもあり、じわじわと人気が上がっている。

 紋四郎も「どんどん人が増えてきて皆さんすごく応援してくださってます」と手応えを感じている様子。ピンチをチャンスに。これを機会に落語に触れてもらい、コロナウイルス騒動が収まった頃に寄席に来てもらうきっかけになればと願っている。

 紋四郎は1988年2月9日生まれ、大阪府吹田市出身。2010年に三代目桂春蝶に入門した。大阪大学工学研究科中退というリケダンでもある。

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