渡辺哲 死体役おじいちゃんエキストラ熱演で「呼吸苦しい」
俳優・渡辺哲が27日放送のカンテレのオムニバスドラマ「エ・キ・ス・ト・ラ!!!」(深夜0・55、関西ローカル)第7話で70歳のおじいちゃんエキストラを熱演している。
渡辺が演じるのは、趣味とボケ防止のつもりでエキストラに応募し、70歳にしてドラマデビューした阿久津仙吉。演技経験などまるでない素人だったが着実に経験を重ね、気がつけば“死体役エキストラ”としてドラマの現場で厚い信頼を得る存在となっていた。そんな彼にある日、死体ではない役が舞い込む…というストーリーだ。
撮影を終えた渡辺は、役柄の阿久津について「何のてらいもなく自然体で生きている人」と評す。演じる上では「エキストラに真剣に取り組む姿勢、阿久津の不器用さ」を意識したという。これまでの経験について「(ドラマの現場で)捜査本部の刑事のエキストラをいつもやられている方がいて、細かい演技を他のエキストラに教えておられました。プロのエキストラという感じで、一緒に芝居をしていても頼もしかった」と思い出を話した。
おじいちゃんエキストラを演じる上でポイントとなったのは「死体を演じるシーンの呼吸の苦しさ」だったと、おちゃめに振り返る。ドラマの終盤、死体役ではなくヤクザの親分を演じることになった阿久津が、1シーンを長回しで撮影する場面では、ベテラン俳優・渡辺ならではのすごみが発揮されている。