笠井信輔アナ ブログコメントに感謝、「涙止まらない」…阪神・淡路大震災について

 悪性リンパ腫のために入院している元フジテレビの笠井信輔アナウンサーが18日、ブログを更新し、阪神・淡路大震災について記したブログに寄せられたコメントに感謝した。

 笠井アナは「昨日の阪神淡路大震災についてのブログへのたくさんの感想コメント、ありがとうございました」と記した。阪神・淡路大震災は17日に発生から25年を迎えた。笠井アナは「全て読ませていただきました。 それは、感想という生易しいものではなく、皆さんのあの日の被災地での、遠隔地での、壮絶な体験と想いにあふれていました。寄せられたコメントの1つ1つが貴重な記録となっていて、胸がいっぱいになりました」と心境をつづった。

 笠井アナはまた、「当時の報道陣の行為は、未曽有の大災害を前に全てが初めての体験で、とても褒められたものばかりではありませんでした。私たち取材班も、たいして食料も持たずに出発したため、3日目には飢えてしまい、ディレクターの知人の家で朝食におにぎりを恵んでもらうという、被災地でとんでもない行いをしました」と反省を込めて振り返った。

 神戸・三宮のセンター街で早朝火災を発見したとし、「私の目の前で大爆発する瞬間を撮影しました。大変なスクープで、リポートに思わず力が入り、若かった私は大騒ぎをしてしまいました。その放送は私のアナウンサー人生33年の中で、最も多く繰り返し放送されたリポートとなりました」と現在も記憶に新しいと記した。その上で笠井アナは「しかし、放送後、大変なお叱りとご批判をいただきました。あの当時ネットがあったならば、大炎上しまっていたでしょう」と問題点があったことを率直に認めた。

 笠井アナは続けて「しかし、しかし、皆さんは今回のコメントに、『テレビの力』『報道の力』そして…『感謝』という言葉を添えて下さいました。読んでいて涙が止まりませんでした」と寄せられたコメントに感謝。「あの日の私のリポートを覚えていて下っている方、あの日、現地で私とすれ違った方の感想にも胸を打たれました。自分がやってきたことは、間違っていなかったかのかもしれない。皆さんのコメントに、力をいただきました」と記した。

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