錦野旦 梅宮さん死去に「もうたまんないですね…」兄貴と慕った

 俳優の梅宮辰夫さんが12日、81歳で亡くなった。梅宮さんと深く親交があった歌手・錦野旦(70)が同日、取材に応じ、「大事にしてもらった」と涙を流した。

 梅宮さんから弟のようにかわいがられていたという錦野。最後にあいさつし、「透析の後がね、つらかったんでしょうね。眠るような感じ」と様子を伝えた。親交は20年以上続いていたといい、「大事にしてもらった」と何度も言葉を詰まらせた。

 最後に会ったのは今年の3月15日で、昨年、生誕80歳パーティーをした1年後だった。「みんなでフグを食べながら、『旦、俺これが最後(の誕生日)かもしれない』って、『元気じゃないですか』ってね。そのあと電話もしたんですけどね」と会話を回想した。

 30年ほど前に戦争映画のロケで台湾を訪れた際に「ゲテモノを食べに行こう」と蛇などを一緒に口にしたことから親交が始まった。ロケでは、衣装の軍服が空港を通れず、「自分で作った段ボールの(服)を着て、大変だなって言いながら僕たちの面倒を見てくれた」という。年齢こそ10歳離れているが、「芸能界ではたった1人の兄貴」と表現し、「もうたまんないですね…」と思いを巡らせた。

 錦野は「『旦、待ってるぞ』って顔していた。『歌ってくれ』って顔していた。今はつらいです。その分、僕が頑張りますよ」と唯一無二の“兄貴”へ思いをはせた。

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